スキル王者のアデバヨ “Vオッズ最下位”に奮起「俺に賭けた奴、今夜は俺の奢りだ」
米プロバスケットボール(NBA)オールスター・ウィークエンドは15日(日本時間16日)、恒例の「Taco Bellスキルズチャレンジ」が行われ、ヒートのバム・アデバヨが優勝を果たした。コンテスト後の会見では、優勝オッズが最下位だったことがモチベーションになったと明かした。
スキルズチャレンジ決勝でサボニスを破り“波乱”の初優勝
米プロバスケットボール(NBA)オールスター・ウィークエンドは15日(日本時間16日)、恒例の「Taco Bellスキルズチャレンジ」が行われ、ヒートのバム・アデバヨが優勝を果たした。コンテスト後の会見では、優勝オッズが最下位だったことがモチベーションになったと明かした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
誰も予想しなかったであろうビッグマン同士の決勝となったスキルチャレンジ。アデバヨは、1回戦で2018年王者のスペンサー・ディンウィディーを下すと、準決勝では昨季リーグMIPを受賞したパスカル・シアカムに勝利。1回戦で昨年王者のジェイソン・テイタムを、準決勝でクリス・ミドルトンを下したドマンタス・サボニスとの決勝に進出し、一歩早く3Pを沈めて初優勝を果たした。
コンテスト後の会見で、決勝前に優勝のチャンスがあり、緊張したかと聞かれたアデバヨは「全てのラウンドで同じサイドでプレーしたから、(優勝できるかもと)考えたよ。1回戦のあと、『チャンスあるな』っていう風にね」。さらに、優勝オッズが最下位であるツイートを見かけたことがモチベーションになったと話し、こう続けた。「俺に賭けた奴、稼げてることを祈るよ。ルースクリス(ステーキハウス)とか、チーズケーキファクトリーとか、そういう(比較的高級な)ものを楽しんでほしいね」
また、サボニスとのビッグマン同士の決勝について聞かれると、「リーグがこういう方向に向かっているということで、これは“怖い”ことだ。なぜなら、208センチくらいの選手はセンターかパワーフォワードとして見られるが、そういうことはもはやなくなる。ただ、バスケがどのように変容しているかを示したものだ」と、長身ながらボール扱いの上手い選手がメジャーになってきていることに触れた。
最後に「このトロフィーは母に渡す。皆さん、おやすみなさい。さっきも言ったけど、俺に賭けた奴、素敵な夕食を楽しんでくれ。今夜は俺の奢りだ」と締めくくった。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)