井上尚弥は“輝ける標的” フィリピンの刺客が「The Monster」に興味「光栄の至り」
ボクシングのWBOスーパーフライ級で6度目の防衛に成功した井上尚弥(大橋)。米デビュー戦で華々しい6回TKO勝ちを収めた24歳は海を越え、圧倒的な強さを見せつけた。実際にリングで対峙した同級7位のアントニオ・ニエベス(米国)は井上の「モンスター」という異名通りの衝撃的な強さを改めて振り返っている。
IBF王者アンカハスへの挑戦権を獲得しているスルタンが井上に言及
ボクシングのWBOスーパーフライ級で6度目の防衛に成功した井上尚弥(大橋)。すでに2階級を制覇している24歳は、WBC王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)、元WBC王者ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)らスター揃いの軽量級でも「最高の実力者」と評価される中、「彼と戦うことができるなら光栄の至り」と敬意に満ち溢れた“挑戦状”が届いている。フィリピン紙「セブ・デイリーニュース」が報じている。
「(井上と)日本で戦うことができるのなら、僕にとって光栄の至りだ」
こう語ったのは、IBFスーパーフライ級世界ランク8位のジョナス・スルタン(フィリピン)だった。
スルタンは9月16日に行われた同級3位のジョンリエル・カシメロとのフィリピン人対決で12回判定勝ちを収め、王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)への挑戦権を獲得している。
キャリアで14勝3敗のスルタンは過去に日本で2試合を戦っており、2015年は翁長吾央(大橋)に敗戦、16年には池水達也(井岡)に勝利。日本人選手にとって“刺客”と言っていい男は、「プリティボーイ」の異名を持つアンカハスとの一戦以上に、「The Monster」との戦いにエキサイトしているようだ。