比嘉大吾が22か月ぶり再起戦計量パス 具志堅会長は安堵「うまく減量できた。大丈夫」
ボクシングの元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が12日、都内で1年10か月ぶりとなる再起戦の前日計量に臨み、リミットを0.1キロ下回る53.8キロで一発クリアした。相手のジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)も53.8キロ。ノンタイトル戦はスーパーバンタム級(55.3キロ)に相当する119ポンド(53.98キロ)契約8回戦として行われる。
比嘉大吾が1年10か月ぶり再起戦で計量クリア、具志堅会長「あとは気持ち次第」
ボクシングの元WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(白井・具志堅スポーツ)が12日、都内で1年10か月ぶりとなる再起戦の前日計量に臨み、リミットを0.1キロ下回る53.8キロで一発クリアした。相手のジェイソン・ブエナオブラ(フィリピン)も53.8キロ。ノンタイトル戦はスーパーバンタム級(55.3キロ)に相当する119ポンド(53.98キロ)契約8回戦として行われる。
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陣営の具志堅用高会長も会場で見守った。計量失敗で関係者、報道陣に向かって頭を下げてから1年10か月。笑顔を見せるなど、過去の計量とは違って余裕のある比嘉に対し、同会長は「うまく減量できた。大丈夫じゃないかな」と安心した様子だった。再起戦に向けて、トレーナーを友利正氏に変更し、食事などを管理する担当者もつけさせた。「スピード、キレは前と一緒だよ。あとは気持ち次第だね」と復活を期待。すでに年内に世界再挑戦を目指す意向を示している。
2018年4月にWBC世界フライ王座3度目の防衛戦の前日計量で、リミット50.8キロを0.9キロ上回る体重超過を犯して王座剥奪。試合は行われ、同級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)に9回TKO負けした。デビューから続いていた日本記録タイの15戦連続KO勝利もストップ。体重超過は国内の世界戦では日本人初の失態となり、日本ボクシングコミッション(JBC)からボクサーライセンスの無期限停止などの処分を受けた。
昨年10月にJBCの処分が解除され、現在はWBC世界バンタム級7位にランク入りしている。7勝3KO4敗3分けのブエナオブラは身長168センチのサウスポー。比嘉は「来ている人が楽しい試合ができれば。結果的に倒せればって感じですね。2年間、応援してくれた両親、後援会、個々人、スポンサーのために頑張りたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)