井上尚弥を破るならカシメロはパッキャオ級 米記者「世界的なスターになりうる」
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスでWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を行う。強気な発言を連発し挑発を繰り返しているWBO王者だが、下馬評では井上が圧倒的有利。米記者はカシメロがアップセットを起こすなら、フィリピンの英雄マニー・パッキャオの伝説的な一戦に匹敵するインパクトになるとみている。
カシメロが番狂わせ起こすなら、パッキャオ―バレラ戦並の衝撃
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は、4月25日(日本時間26日)に米ラスベガスでWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を行う。強気な発言を連発し、挑発を繰り返しているWBO王者だが、下馬評では井上が圧倒的有利。米記者はカシメロがアップセットを起こすなら、フィリピンの英雄マニー・パッキャオの伝説的な一戦に匹敵するインパクトになるとみている。
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3本のベルトをかける統一戦。カシメロも井上と同じく3階級を制した王者だが、世間の評価は圧倒的にモンスターが有利と目されている。だが、何が起こるかわからないのもボクシングの魅力の一つだ。もし不利予想のカシメロが勝利するようなことがあるなら――。米記者はパッキャオがスターへの道を歩むきっかけとなった一戦を回想している。
2003年11月パッキャオは、リングマガジン認定世界フェザー級王者のマルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)に挑戦。当時無名に近い存在だったパッキャオは当初かませ犬と見られていたが、圧倒した挙げ句に11回TKO勝ち。大番狂わせをやってのけ、この試合以降、一躍スターダムにのし上がったのだ。
米ボクシング専門誌「リング」のライアン・ソンガリア記者はこの一戦を引き合いに出し、「カシメロの勝利はフィリピンのボクシング界の歴史において大きすぎるということはない。もしナオヤ・イノウエを倒すことが出来たら、パッキャオ対バレラに続く世界的な衝撃を与えることになる。ドネア対モンティエルの衝撃度よりは確実に上だ。カシメロは世界的にスーパースターになりうる存在だ」とツイートしている。
2011年にノニト・ドネア(フィリピン)が、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)を衝撃KOで破った一戦は上回ること間違いなしと予想している。
虎視眈々と番狂わせを狙うカシメロ。果たして、その実力はいかほどのものか、2か月半先の本番が実に楽しみだ。
(THE ANSWER編集部)