羽生結弦、まさかの失速に海外も驚き「日本のマエストロが全く本調子でなかった」
ショートプログラムは「驚きで開いた口が塞がらない演技を披露」も…
フェルナンデスもベストからかけ離れた演技だったとしながら、練習仲間でもある羽生のミスにより、チャンスを得ることになったと振り返っている。その上で、羽生のフリーについて、こう評している。
「ハニュウは驚きで開いた口が塞がらないショートプログラムを披露し、そのハードルは極めて高い位置に固定されたはずだった。しかし、フリーの序盤から、日本のマエストロが全く本調子でないことは明らかだった。彼の『SEIMEI』は以前のように輝きを放つことはなかった」
このように記し、不調が結果的に銀メダルを終わることにつながったと言及。しかし、こうも驚かれるのは羽生が実力が抜きん出ていることの裏返しでもある。
今大会はシーズン初戦。右膝の違和感もあり、万全の状態ではなかった。連覇がかかる平昌五輪へ、修正する時間は十分、残されている。まだ第一歩を踏み出したばかり。モントリオールに衝撃を与えた収穫と課題を手に、羽生はさらなる成長を目指していく。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer