【陸上】“世界最速男”ボルト、ドーピング問題に心痛も「ルールはルール」
リオデジャネイロ五輪を直前にしロシア陸連が国家ぐるみでドーピング隠し工作を行なったとの衝撃的なニュースが駆け巡っている。
衝撃走るドーピング問題、CASはロシア選手の訴えを棄却
国際陸連から資格停止処分を受け、ロシア陸連の選手はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えたものの棄却。リオ五輪出場が不可能な状況に陥った。この問題について“世界最速の男”ウサイン・ボルトが英紙「デイリー・テレグラフ」のインタビューに答え、心を痛めていることを明かしている。
ボルトは2008年北京五輪、12年ロンドン五輪で100メートル、200メートル、400メートルリレーの三冠を連覇し、リオ五輪では“3種目三連覇”の期待がかかっている。今年に入って行なわれたジャマイカ選手権で左太ももを痛めて状態を懸念されているが、記事の中で「何の心配もないよ。歴史が作られようとしている。僕は世界中から注目を集めることを期待している」と調整が順調に進んでいることをアピールした。
その一方でドーピング問題については、ドーピングチェックをした跡が残る左腕を伸ばしつつ「本当に悪い出来事だ」と嘆いたという。