ナダルの振る舞いにCNNも注目「キスで謝罪」

　テニスの全豪オープンは23日の男子シングルス2回戦で世界ランク1位のラファエル・ナダルがフェデリコ・デルボニス（アルゼンチン）に3-0でストレート勝ち。試合中にナダルの放ったショットがボールガールの頭を直撃するアクシデントがあったが、ナダルが駆け寄りキスでお詫び。観衆からは拍手が沸き起こった粋な振る舞いを、海外メディアが報じている。

　ひやりとした空気が一変、会場は拍手に包まれた。第3セット、ナダルが4-1とリードして迎えた第6ゲームだった。デルボニスのサーブをリターンしたボールが、ネットポスト付近にいたボールガールの頭を直撃してしまった。

　すぐにボールガールに駆け寄るナダル。心配そうな表情で顔を覗き込むと、キャップを取り頬に突然キスしたのだ。なんとも“粋なお詫び”に場内は大歓声。事なきを得た様子のボールガールも頬を赤らめ、照れた様子だった。

　まさかのシーンを米放送局「CNN」は「ラファエル・ナダル、女性スタッフの頭部へのボール直撃をキスで謝罪」のタイトルでレポート。「ラファエル・ナダルは、テニスコート上で経験した最もぞっとする瞬間の1つだったと振り返った」と続け、詳細を伝えている。