チェン、全米V4大本命も 体調不良を現地懸念「演技の難度を下げざるを得ない状態に」
フィギュアスケートの全米選手権、男子ショートプログラム(SP)は25日(日本時間26日)に開催される。男子シングルで絶対的な存在と目されるのが世界選手権2連覇のネイサン・チェン。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルでも羽生結弦(ANA)を破って頂点に立つなど、平昌五輪で5位に敗れて以降は無敵の快進撃を続けている。だが、今回の大会では体調不良によって演技の難度を下げる予定だという。米地元紙「ロサンゼルスタイムズ」が報じている。
日本時間26日朝に男子SP開催、チェンは「日々スタミナと筋力をつけているところ」
フィギュアスケートの全米選手権、男子ショートプログラム(SP)は25日(日本時間26日)に開催される。男子シングルで絶対的な存在と目されるのが世界選手権2連覇のネイサン・チェン。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルでも羽生結弦(ANA)を破って頂点に立つなど、平昌五輪で5位に敗れて以降は無敵の快進撃を続けている。だが、今回の大会では体調不良によって演技の難度を下げる予定だという。米地元紙「ロサンゼルスタイムズ」が報じている。
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「ネイサン・チェンとアリサ・リウ、世界王者に向けた堅実な歩み」と題し、男女の注目株にフォーカスした記事ではチェンの現状を伝えている。
「来週、ノースカロライナ州グリーンズボロでの全米選手権で自身4連覇を目指すネイサン・チェンだが、長引く体調不良が原因で十分なトレーニングを積めていない。結果、2つの演技での難度を下げざるをえない状態に陥っている」
GPファイナルでは335.30点という世界新のスコアで3連覇を飾ったが、今大会では無理をしない方針のようだ。実際の記者会見では「4回転ループ挑戦は問題外です」とコメントし、その上で、4回転ルッツを飛ぶかどうかは現時点でまだ不明だという。現状についてチェンは、「今は日々スタミナと筋力をつけているところです」と復調途上の様子だ。
GPファイナルではフリーで5本の4回転ジャンプを成功させ、世界最高得点をたたき出したチェンだが、記事によると、こうも話している。
「ここ数週間、体調が悪かった。ただ、今は100%の状態に戻しているところ。すでに言ってきたことだけど、テクニックを前面に押し出していくことが自分の目指すところというわけではない。それよりも、肉体と健康の良い状態を維持してシーズンの残りに向けてしっかりと準備していきたいんだ」
優勝候補の大本命の座はゆるぎないが、まずは復調の度合いを確かめる大会となりそうだ。
(THE ANSWER編集部)