将来嘱望されるも31歳で引退 元リバプールDFが鳴らす警鐘とは
試合当日に起きた“事件”、「他のアスリートが同じ状態に陥らないことだけを願っている」
薬の副作用からか、気だるさを感じることが多々あり、無気力状態にムチを打とうと、薬と同時にカフェインを摂取する行為に出たという。その習慣により危機的状況に陥ったのは古巣ブレンビーに復帰して以降だったようだ。
記事ではコペンハーゲンとの試合で起きたある“事件”を紹介。試合当日の朝、アッガーは鎮痛剤2錠を飲み、ホームスタジアムに着いてからも2錠を服用。その結果、15分ほど意識を失ってしまったという。その後、意識を回復し、ウォーミングアップ前にエナジードリンクを飲みながら試合に備えたが、根本的な解決にはならず、ロングボールの処理すらままならない状況で開始わずか29分でピッチを去ることになった。
「僕はキャリアの最後でこれらを摂取するのを完全にやめた。このことを告白しても僕にとって何も得ることはない。だけど、僕は他のアスリートが同じ状態に陥らないことだけを願っている」
アッガーは記事の中で自らが陥っていた状況をそう回想している。
アスリートにケガはつきものだが、その後の対応を間違えるとキャリアに悪影響を及ぼしてしまう危険性もある。アッガーは現役選手たちに対し、自身を“反面教師”にしてほしいと警鐘を鳴らしている。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images