八村塁の“ドラ1先輩”が2戦連続ダブルダブル達成 HC絶賛のリバウンドの秘訣とは
本人はリバウンドの秘訣を説明「ボールがどこに行くのか分かる」
八村塁が指名された前年、2018年のドラフトでウィザーズから1巡目指名を受けたブラウン。ルーキーイヤーの昨季は、ベテラン選手が多く在籍するチーム事情もあってなかなかプレータイムを確保できずにいた。今季はスタメン出場14試合を含み、すでに35試合に出場。特に1月に入ってからは存在感を増しつつある。
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198センチとNBAの中では決して長身ではないにもかかわらず、リバウンドを得意とするブラウン。試合後には、ゴール下の混戦の中でもリバウンドを奪える能力について質問が飛び、ブラウンはその秘訣についてこう説明した。
「空中に放たれたボールの軌道から、ボールがどこに行くのか分かるような感じがする。リムの後ろ側に当たるのか、前側に当たるのかは大体分かる。だから、それに応じてどのように相手に身体を当てるか準備できる」
90年代のブルズでマイケル・ジョーダンとともに「3ピート」を達成した、リバウンドの達人で「ワーム」の異名を持つデニス・ロッドマンが、ボールの軌道や、リムへの当たり方によってどのように跳ね返るのか研究していたことは有名だが、このコメントから察するに、ブラウンもロッドマンと似たような感覚持っている選手なのかもしれない。
試合を経るごとにパフォーマンスに安定感が出てきているブラウン。NBAでは八村よりも1年先輩とはいえ、まだ20歳の成長株。チームが必要とするリバウンドで輝きを放つブラウンが、ウィザーズを支える未来の中心選手に成長する可能性は大いにありそうだ。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)