ジュニア選手の「睡眠の質」を高める就寝前の行動 夜遅くの水分補給は何が安心?
睡眠の質を高める3つのポイント
〇就寝前はブルーライトを避ける
今は布団に入ってからスマートフォンを手放すことができず、就寝前ぎりぎりの時間まで、動画を観たり、SNSを追ったりする選手も多くいます。でも、スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、脳を興奮させ、質の良い睡眠を阻害するといわれています。少なくとも、就寝30分前には電源を落としましょう。体を大きくしたい、しっかり疲れをとりたいと思うのであれば、こういった日々の小さな努力が大切です。
〇1日のリズムを作る
朝、太陽の光を浴びると、深い睡眠を促すホルモンが分泌されます。例えば、朝練のない日も散歩に出る、起床後は必ずカーテンを開け放ち、朝の光を浴びましょう(曇りや雨の日でも効果があります)。
ホルモンは朝の光を浴びてから14~16時間後で分泌が高まります。ですから朝6時に起床する子どもであれば、夜の8~10時には眠気を感じられるようになります。トップアスリートは朝の散歩を習慣にしている選手も多く、遠征や合宿時などは朝食前、集まって散歩に行く新人選手たちの姿がよくみられますよ。
〇就寝前は刺激しない明るさにする
子どもの部屋や居間など、就寝前に過ごす部屋の明かりは、夜、蛍光灯や白色系の明かりを避けましょう。脳がリラックスできる暖色系の電灯や間接照明にするとスムーズな入眠につながります。
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(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)