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ジュニア選手の「睡眠の質」を高める就寝前の行動 夜遅くの水分補給は何が安心?

睡眠の質を高める3つのポイント

〇就寝前はブルーライトを避ける

 今は布団に入ってからスマートフォンを手放すことができず、就寝前ぎりぎりの時間まで、動画を観たり、SNSを追ったりする選手も多くいます。でも、スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、脳を興奮させ、質の良い睡眠を阻害するといわれています。少なくとも、就寝30分前には電源を落としましょう。体を大きくしたい、しっかり疲れをとりたいと思うのであれば、こういった日々の小さな努力が大切です。

〇1日のリズムを作る

 朝、太陽の光を浴びると、深い睡眠を促すホルモンが分泌されます。例えば、朝練のない日も散歩に出る、起床後は必ずカーテンを開け放ち、朝の光を浴びましょう(曇りや雨の日でも効果があります)。

 ホルモンは朝の光を浴びてから14~16時間後で分泌が高まります。ですから朝6時に起床する子どもであれば、夜の8~10時には眠気を感じられるようになります。トップアスリートは朝の散歩を習慣にしている選手も多く、遠征や合宿時などは朝食前、集まって散歩に行く新人選手たちの姿がよくみられますよ。

〇就寝前は刺激しない明るさにする

 子どもの部屋や居間など、就寝前に過ごす部屋の明かりは、夜、蛍光灯や白色系の明かりを避けましょう。脳がリラックスできる暖色系の電灯や間接照明にするとスムーズな入眠につながります。

「THE ANSWER」お悩み相談室「Q&A」

「THE ANSWER」では、ジュニア育成や競技力向上に関する相談や質問を募集しています。部活でうまくいかないこと、トレーニング法、指導法、食事・水分補給の仕方、睡眠などカラダのこと、女性アスリートならではの悩み……。あなたの疑問に、現役&元アスリート、専門家の方々がお答えします。

 詳細は以下の質問フォームから




(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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