子どもに「おやつはどのぐらい食べさせていい?」 甘い物には一緒に牛乳を飲むと効果的なワケ
おやつより補食を優先して食べる習慣をつけることも大切
さて、ここまで「おやつ」の話をしましたが、スポーツに取り組まれているお子さんは「おやつ」よりも、「補食」を優先して食べる習慣をつけることも大切です。
「補食」とは読んで字のごとく、3度の食事では足りないエネルギーや栄養素を補充するための間食です。「お腹が空いた」という子どもには、まずは補食を食べてもらう。それでも甘い物が食べたい場合、少し、お菓子を食べさせるとよいでしょう。
代表的な補食は、おにぎり、餅、ゆで卵、ソーセージ、チーズ、バナナなど。先ほど「おやつ」で紹介したヨーグルトやさつまいも(焼き芋)も補食に入ります。「3食しっかり食べているけれど体重が増えない」と悩まれているお子さんも、「おやつ」より「補食」を優先して摂る習慣をつけると、体が大きくなることにつながります。
最後に、スポーツをする子どもたちの場合、スポーツドリンクの摂り過ぎには注意。スポーツドリンクには砂糖が多く含まれています。水やお茶代わりに飲むのではなく、あくまで汗をしっかりかいたときの水分補給用にとどめましょう。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)