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子どもにも広がるコロナ太り問題 肥満を予防、太り過ぎない食生活に必要な2つの意識

血糖値のコントロールは「食べ順」に工夫を

 次に<2>ですが、血糖値が上がりやすい食生活は体脂肪をどんどん増やし、肥満に繋がります。ですから、血糖値が急激に上がらないよう、食事でコントロールすることは、とても大切です。

 簡単な方法としては以下の二つ。

○炭水化物はできるだけ茶色のものを摂る

 ご飯を白米だけでなく、玄米や麦、雑穀米を少し混ぜて炊くだけでも有効。麺類は毎回、うどんやそうめんにするのではなく、出来るだけおそばの回数を増やします。

○「食べ順」を工夫する

 大人の間では定着した感のある「野菜ファースト(食事を摂る際、野菜を最初に食べる)」は有効ですが、子どもにはちょっと難しいですよね。そこでおすすめしたいのは、最初に牛乳を飲む「ミルクファースト」。最初に牛乳を飲むことでも血糖値の上昇は抑えられます。今はおいしい低脂肪乳もあるので、たくさん飲む子どもは低脂肪乳に変えるのもよいと思います。

 以上の方法を食卓に取り入れ、なるべくお子さんにストレスのかからないよう、「太り過ぎない食生活」へと促していきましょう。

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(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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吉谷 佳代

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

江崎グリコ株式会社で健康食品開発や、スポーツサプリメントの研究開発に従事。その傍ら、多くのアスリート、学生スポーツ、ジュニアへの栄養指導、食育イベントに携わる。2013年に独立。以降、ジュニアからトップアスリートまで幅広い競技の選手に対し、栄養サポートを行う。現在、プロ野球・阪神タイガース、実業団女子バレーボール・JTマーヴェラスのチーム専属栄養士。過去には、シスメックス女子陸上競技部(2015~2020年)、Bリーグ・西宮ストークス(2014~2017年)、自転車ナショナルチーム(2013~2018年)をはじめ多くのプロ選手やジュニア選手の栄養サポート実績を持つ。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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