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成長期のジュニア選手が取るべき食事・栄養 偏食がある子どもはどう対応したらいい?

小・中・高校生など育成年代のスポーツ現場で、身体づくりや栄養管理のサポートを指導してきた管理栄養士の小澤智子氏に、成長期の子どもにとって必要な栄養の取り方や、保護者・監督・コーチに知っておいてほしい知識とサポートの方法について聞く。(取材=ドットライフ・種石 光、文=貝津 美里)

成長期のジュニア選手が取るべき食事・栄養とは
成長期のジュニア選手が取るべき食事・栄養とは

管理栄養士の小澤智子氏インタビュー

 小・中・高校生など育成年代のスポーツ現場で、身体づくりや栄養管理のサポートを指導してきた管理栄養士の小澤智子氏に、成長期の子どもにとって必要な栄養の取り方や、保護者・監督・コーチに知っておいてほしい知識とサポートの方法について聞く。(取材=ドットライフ・種石 光、文=貝津 美里)

――最初に、小澤さんのご経歴を教えてください。

「新卒で健康計測機器メーカーに入社し、研究開発部門でスポーツ栄養に関わる開発に従事していました。おもに行っていたのは、体組成計と活動量計の開発です。体重の他に体脂肪率や筋肉量を測ったり、エネルギー消費量を測ったりとデータを分析・活用する仕事でした。

 競技選手のサポートでは、サッカーチームをサポートする経験が多かったです。2009年からサッカー日本代表の身体組成計測と評価に携わり、2014年のブラジルW杯では選手のコンディション計測・分析を担当していました。また、トップ選手だけでなく、学生の部活動・クラブチームをサポートする機会にも恵まれました。文部科学省の委託事業として全国各地の小・中学生への食育に携わることもありました。

管理栄養士の小澤智子氏
管理栄養士の小澤智子氏

――大人のプロアスリートからジュニア選手まで幅広くサポートする中、気づかれたことはありましたか?

「小・中・高校生の育成年代は、大人と違い成長期なので心も身体もデリケートな時期。そこに携わりサポートできるのはやりがいがありました。一方で、育成年代に自分の身体に興味を持ってスポーツをする子が少ないことへの課題を感じていました。スポーツで活躍したい気持ちはあるのに、健康に気を使う習慣や意識を持てていない。自分の身長・体重を知らない子や、練習から帰ってきて夜遅くにご飯を食べている子も珍しくないことに驚きました。

 良いパフォーマンスを発揮するには、健康であることは必要不可欠。プロの選手たちの場合、パフォーマンスが下がったと感じてから慌てて食生活を見直すこともあるのですが、それでは遅いのです。子どもの頃から健康に気をつけることを習慣化しないと、そのまま大人になってしまいます。だから、子どもたちには、今から自分の身体づくりや栄養摂取について興味を持ってもらいたい。そんな意識で栄養サポートを行っていました。『自分の健康』にどう興味を持ってもらうかを考えるのも大事な仕事でしたね」

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