部活の夏合宿で起こる下痢・便秘の有効対策 お腹を壊しやすい子どもは「生もの避けて」
栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第29回は「合宿&遠征対策」について。
連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」第29回
栄養・食事の観点からジュニア世代の成長について指南する、「THE ANSWER」の保護者向け連載「強い子どもを育てる ミライ・アスリートの食講座」。プロ野球・阪神タイガースなどで栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・吉谷佳代氏が講師を務め、わかりやすくアドバイスする。第29回は「合宿&遠征対策」について。
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今年はジュニアユースからユース世代のチームも、宿泊を伴う夏の合宿や遠征を再開されることと思います。
夏の合宿中や遠征中の、最も大切な食事を挙げるすれば、朝食です。なぜなら、普段よりも日中の運動量が増えるため、朝食をしっかり摂らないと疲労が溜まってしまうからです。
また、朝食を食べると体に「目覚めのスイッチ」が入り、体温が上がり、代謝が高い状態になります。すると、筋肉や神経系が円滑に働き、集中力も高い状態になるため、午前中からケガなく、高いパフォーマンスを発揮できます。
体の1日のリズムは、朝食を摂ったときの「目覚めのスイッチ」によって整います。すると、夜もしっかり眠れるようになります。睡眠が不足すると、体温調節の機能も低下し、熱中症にもなりやすくなりますので、「しっかり食べて、しっかり眠る」リズムを作ることはとても大切ですよ。
朝食のメニューですが、暑熱環境下で運動をするため、塩分を含む味噌汁、カリウム、マグネシウムといったミネラルの多い納豆、そしてエネルギーをたっぷり含んだご飯を、最低限、揃えることをおすすめします。