子どもの「お菓子の食べ過ぎ」が危ない理由 市販のおやつと上手に付き合う3つの方法
市販のお菓子と上手に向き合う3つのポイント
では、市販のお菓子と上手に付き合うポイントを3つご紹介しましょう。
【1】食べる量を決める。
スナック菓子など、あとを引くものは食べる量を決めておくことが大事。小袋に分けられているものは一袋だけにする、小分けにされていない場合は、食べる量だけをお皿に出しておきましょう。
【2】食べる時間や回数を決めておく。
食事時間が迫っているのにお菓子を食べてしまうと、ご飯をしっかり食べられません。おやつは食事の時間の、2~3時間前には済ませましょう。
また、ポテトチップスやコーンスナックといった油や塩分を多く含むスナック菓子は、週に2回までにします。このように回数を決めておくこと、食べるおやつの内容が偏らなくなります。あとの5日は、後述したおすすめのおやつを参考に選びましょう。
【3】目につくところにお菓子を置かない。
せっかく、食べる量や時間などを決めても、目につくところにお菓子が置いてあると、子どもは食べたくなってつい手を出してしまいます。
おやつは見えるところに置かないこと。そして、子どもがおやつを我慢している時間は、大人も子どもの前で食べることを控えましょう。
最後に具体的なおやつの例や選び方についても記しました。おいしく、健康的なおやつ習慣を身に付けるための参考にしてくださいね。
■体によい子どものおやつの選び方
☆週5日はスナック菓子以外のおやつを食べよう
○干し芋 ○無糖ヨーグルト ○ナッツ ○ドライフルーツ ○シリアル ○アーモンドフィッシュ ○果物 など。
☆選び方で肥満の原因となる脂質をカット
○せんべい:揚げたせんべいより、焼いたせんべいを選ぶ。
○甘いお菓子:脂質の多いケーキ類や生クリーム系の洋菓子よりも和菓子を選ぶ。
☆組み合わせを工夫して栄養もしっかり摂ろう
○「クッキーとジュース→クッキーと牛乳」「ケーキとジュース→ふかし芋と麦茶」など、糖分の多いものが重ならないようにする。
○チョコレートなどの甘いお菓子を食べるときは、果物や牛乳と組み合わせると、脂質や糖質の摂り過ぎを防げる。
例)板チョコ1/3枚+バナナ1本+牛乳コップ1杯(小学生高学年)
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)