どうすれば肉離れは防げるのか 筋肉の“たわみ”を生むストレッチ法とは
前後をきちんとケアし、理想的な力のバランスをキープする
また、強い筋肉は鍛えやすいこともあり、大腿四頭筋ばかりをトレーニングしてしまうケースはよくあります。反面、ハムストリングのストレッチはなおざりに。自己流のトレーニングメニューの盲点と言えますが、得意不得意や気分で筋トレやストレッチを行う部位を選んでいると、やればやるほどバランスを崩します。そして、ある日、脚を振り上げた瞬間、ハムストリングが悲鳴を上げ、肉離れを起こす場合もあるのです。
筋肉は、物に例えるとしたら「ロープ」です。ピンと張った状態で大きな負荷がかかると切れる可能性があります。でも、たわみがあれば切れません。大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングもきちんとケアをし、理想的な力のバランスをキープしましょう。
今回は太もも裏側、ハムストリングのストレッチを紹介します。ハムストリングは大きな筋肉です。全体をケアするには一方向で終わりにせず、三方向に伸ばすのがポイントです。障害予防はもちろん、さらに力強いプレーに到達する体づくりの一環として、習慣づけましょう。