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どうすれば肉離れは防げるのか 筋肉の“たわみ”を生むストレッチ法とは

前後をきちんとケアし、理想的な力のバランスをキープする

 また、強い筋肉は鍛えやすいこともあり、大腿四頭筋ばかりをトレーニングしてしまうケースはよくあります。反面、ハムストリングのストレッチはなおざりに。自己流のトレーニングメニューの盲点と言えますが、得意不得意や気分で筋トレやストレッチを行う部位を選んでいると、やればやるほどバランスを崩します。そして、ある日、脚を振り上げた瞬間、ハムストリングが悲鳴を上げ、肉離れを起こす場合もあるのです。

 筋肉は、物に例えるとしたら「ロープ」です。ピンと張った状態で大きな負荷がかかると切れる可能性があります。でも、たわみがあれば切れません。大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングもきちんとケアをし、理想的な力のバランスをキープしましょう。

 今回は太もも裏側、ハムストリングのストレッチを紹介します。ハムストリングは大きな筋肉です。全体をケアするには一方向で終わりにせず、三方向に伸ばすのがポイントです。障害予防はもちろん、さらに力強いプレーに到達する体づくりの一環として、習慣づけましょう。

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

フィジカルトレーナー、(株)スポーツモチベーション 会員制パーソナルスポーツクラブ『CLUB100』最高技術責任者、PTI 認定プロフェッショナルフィジカルトレーナー、米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。フィジカルを強化することで競技力向上や怪我予防、ロコモ・生活習慣病対策などを実現する「フィジカルトレーナー」の第一人者。オリンピアンを始め、多くのアスリートから絶大な支持を得る。2014 年からは青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化指導も担当。早くからモチベーションの大切さに着目し、日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナーとしても活躍。『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経 BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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