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「衝撃的でした」 止まらぬ驚き、宮里藍が20年ぶりに試した最新アイアン「ここまで凄いとは」

20年ぶりに5番アイアンショットを放ち、弾道を見る宮里藍【写真:編集部】
20年ぶりに5番アイアンショットを放ち、弾道を見る宮里藍【写真:編集部】

試打した記者も驚き

 記者も7番アイアンで打ち比べたが、確かに258CBPの方が飛ぶ。と同時に「よりボールが高く上がる」ことに驚かされた。ロフトが立てば弾道は低くなることが常識なのだが……。その謎を開発担当者が説明した。

「ヘッドが低深重心設計だからです。また、シャフトもロングアイアンの優しさとショートアイアンの安定性を追求した設計になっています。そして、ソールも優しさと抜けを両立した構造になっています」

 宮里さんは258CBPの5番アイアンが特に気に入ったようで、「低い打ち出しで風に強い球を打てる感覚もあるので、使っていきたいですね」と実感を込めた。1児のママで育児優先。ラウンド数はツアープロ時代に比べて激減したが、「最近、引退してすぐに出て以来の69でラウンドできたんです」と目を輝かせた。

 ともに試打会に参加した28歳の川崎志穂も「(プロテストに合格した)2017年から、操作が難しい5番アイアンを抜いていたのですが、258CBPなら難しくなくて『使える』という印象です。コースの状況によってユーティリティーと5番アイアンを使い分けたいです」と話した。

 ブリヂストンスポーツ用具契約プロでは、鶴岡果恋が258CBPについて「球の高さがちょうど良く、距離も出るので優しく感じます」とコメント。佐藤心結も「構えた時に安心感があり、抜けがとても良く優しいです」としている。今季ツアーは、3月6日からのダイキンオーキッドレディス(沖縄・琉球GC)で開幕。他メーカーも続々と新商品を発表する中、258CBPの威力が注目される。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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