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「短すぎる」と指摘も…上田桃子が貫いたショートパンツの真意 出産経て解説復帰、今明かす20年の秘話

ママになったプロゴルファー・上田桃子が、国内女子ツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(埼玉・石坂GC、10~12日)で最終日にテレビ中継の解説を務める。昨年10月31日に第一子の男児を出産。その後では初の大役だ。既に育児を優先しながら仕事を再開。本日8日には、ウェア契約20年のPEARLY GATES(パーリーゲイツ)でディレクションした限定アイテムが発表された。この機にTHE ANSWERは上田をインタビュー。まずは、「女子プロにとってのウェアとは」「ウェアでこだわってきたこと」を聞いた。(取材・文=柳田通斉)

「THE ANSWER」の取材に応じた上田桃子【写真:くさかべまき】
「THE ANSWER」の取材に応じた上田桃子【写真:くさかべまき】

仕事再開 12日にテレビ中継の解説

 ママになったプロゴルファー・上田桃子が、国内女子ツアーの富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(埼玉・石坂GC、10~12日)で最終日にテレビ中継の解説を務める。昨年10月31日に第一子の男児を出産。その後では初の大役だ。既に育児を優先しながら仕事を再開。本日8日には、ウェア契約20年のPEARLY GATES(パーリーゲイツ)でディレクションした限定アイテムが発表された。この機にTHE ANSWERは上田をインタビュー。まずは、「女子プロにとってのウェアとは」「ウェアでこだわってきたこと」を聞いた。(取材・文=柳田通斉)

 上田は変わらず、元気だった。PEARLY GATESの担当者と顔を合わせると、「髪、つやつやだね」と明るく話しかけた。撮影中も微笑み、記者と向き合うと冒頭から20年前のPEARLY GATESとの契約秘話を明かした。

「実は私から『着させてほしい』ってお願いしたんです。逆オファーです。アマチュア時代から憧れていて、試合の時のためだけに買って着るようなブランドでした。そして、プロテストに合格した後にアパレルの仕事をしていた父を通じてお願いさせていただきました」

 当時の女子プロゴルフ界は、今とは少し風景が違っていた。主流はモノトーンなウェア。実力主義の世界において、ファッション性は二の次とされる空気もあった。そんな中、上田はPEARLY GATESの鮮やかな色や斬新な柄のウェアを身にまとってプレーした。2シーズン目の2007年には初優勝から一気に5勝を飾り、賞金女王となった。その活躍と呼応するように、ブランドの知名度も飛躍的にアップ。選手たちのファッションへの意識も劇的に変わった。

出産から5か月が過ぎ、「女子プロゴルファーにとってのウェア」を語った上田桃子【写真:くさかべまき】
出産から5か月が過ぎ、「女子プロゴルファーにとってのウェア」を語った上田桃子【写真:くさかべまき】

「女子ツアーの人気が高まっていく中、PEARLY GATESをまとって一緒に盛り上げていけたなと思っています。『かわいい服を着ている』というところで注目していただいた部分もかなりありましたし、自分としても誇らしく、うれしかったですね」

 だが、「目立てばいい」と考えていたわけではない。上田のウェア選びの根底には、「いかに競技に集中できるか」の視点もあった。代名詞ともなったショートパンツスタイルも、機能性を追求した結果だ。

「一番はプレーのしやすさです。『生地だけじゃなく機能性にもこだわってほしい』といつもリクエストしていました。スカートはアドレスが取りづらかったり、しっくりこなかったので、ショートパンツを選びました。当時のパンツは今よりも丈が長いのが主流でしたが、『よりプレーに集中できて動きやすく、ファッション性も楽しめるように』と思い、短めにしてもらいました」

 ショートパンツでのプレーが珍しかったことで、関係者からは「短すぎるんじゃないか」と指摘されたこともあったという。それでも、上田は自分のスタイルを貫いた。時には、袖付きのオールインワン(つなぎ)のウェアで登場し、ギャラリーを驚かせたこともあった。

「今までになかったウェアを着たい。そういう思いがすごくありました」

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