夏のお弁当で食中毒を防ぐ4つの方法 “暑い季節にオススメの素材”を紹介
防腐効果のある素材や調味料を上手く活用、食欲のアップ効果にも期待
【④“酸っぱい食品”で傷みを防止】
酸性のお酢や梅干しには殺菌効果があり、安全なお弁当作りに大活躍。お酢はご飯を炊くときに、米2合に対し、酢小さじ1と塩小さじ1/2、水に混ぜるだけでOKです。梅干しは1個、ご飯の真ん中に入れます。梅干しは、はちみつで甘味を加えたものでも大丈夫。果肉をおかずの味付けに使うのもおすすめです。
また、肉や魚の味付けにぴったりのカレー粉、大人のお弁当であれば鷹の爪や赤唐辛子、ワサビなども防腐効果あり。ともに、食欲もアップの効果も期待できます。
あとは、ランチタイムまでは直射日光が当たらないところで保存すること。子供たちが部活動の遠征先や大会などで外での試合、練習があるときは、保護者や指導者がきちんと安全な場所を確保してください。
<夏場におすすめの素材>
・水分の出にくい野菜(※加熱すること)
にんじん、じゃがいも、ピーマン、パプリカ、インゲン、きぬさや、ズッキーニ、とうもろこし、かぼちゃ
・水分を吸収する素材
もみのり、あおさ、かつおぶし、すりごま、揚げ玉、とろろこんぶ
・防腐効果のある素材・調味料
梅干し、酢、カレー粉、わさび、赤唐辛子
【了】
長島恭子●文 text by Kyoto Nagashima