仕事帰りのスーパーで何を選ぶ? より健康的な「惣菜&弁当」の選び方のコツ
常備食品も役立つ存在、ストックしておくと便利はものは…
また、買ってきた総菜や弁当だけでは「何だかちょっと物足りない」という方は、「副菜」と「汁物」をつけると満足度がグンと上がります。
食事は、見た目、味(つけ)、ボリューム、栄養バランスなどが揃うと満たされます(その他、その時の気分や場所、誰と食べるかなども影響します)。この条件を満たす献立が、「主食(ご飯)、主菜(メインのおかず)、副菜、汁物」が揃った「定食スタイル」。副菜は野菜やタンパク質を使ったサブのおかず、汁物は味噌汁やスープを指します。
とはいえ、すべて購入するとなると高額になるし、食材を買って作るのも面倒。そこで役立つのが常備食品。チンするだけ、解凍するだけ、温めるだけで食べられる、「冷凍野菜」や「豆腐」「練り物」「缶詰」、そして「インスタントスープや味噌汁」は常にストックしておくと便利です。
「汁物の代わりに水や清涼飲料水ではダメなの?」と思われるかもしれませんが、汁物のパワーは侮れません。今はインスタント味噌汁でも、野菜や貝類がゴロゴロ入っている商品がたくさんあります。しかも、野菜、豆腐、貝や海藻など、具材のバリエ―ションも豊富。1日や数日を振り返って「そういえば食べていないな」と思う具材をチョイス。タンパク質やビタミン、ミネラルがプラスされ、食事全体の栄養価もアップします。
スポーツの現場でも、合宿中はもちろん、海外遠征の時も味噌汁は必ず用意しますが、選手たちからも「やっぱり味噌汁を飲むとほっとするよね」とよく言われます。温かい汁物は体を温め、気持ちをリラックスさせる効果も期待できるのです。
1日の終わりの夕食で満足度を上げると、栄養価だけでなくストレスを和らげ、食後にポテトチップスなどの夜おやつに手を出すことも減ります。体に必要なものは常備して、時間をかけずに満足感の高い食事を準備する。忙しい現代人にとってちょっとした手抜きも、健康的で充実した食卓には欠かせないのです。