ラグビーW杯会場で家族向け栄養セミナー開催 主催者が「食」に込めた願いとは
8月18日、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)が開催される埼玉・熊谷ラグビー場で、ラグビーをプレーする子どもたちとその家族を対象にしたスポーツ栄養セミナーが開催された。
熊谷ラグビー場で開催、公認スポーツ栄養士の橋本玲子氏が講師を務める
8月18日、2019年ラグビーワールドカップ(W杯)が開催される埼玉・熊谷ラグビー場で、ラグビーをプレーする子どもたちとその家族を対象にしたスポーツ栄養セミナーが開催された。
主催は埼玉・熊谷市、群馬・前橋市、太田市で、地元密着型のラグビーアカデミーを開催するNPO法人ワイルドナイツスポーツプロモーション(W.K.S.P.)。代表理事を務める元ラグビー日本代表の三宅敬氏は、「ラグビーの練習するのは1日24時間のうちのたった2~3時間。今は日本のラグビー界も、強くなるためには、食事や睡眠など、練習以外の時間をどう過ごすかが大切だと考えるようになりました。プレーする子どもたちだけでなく、彼らを支えるお父さんお母さんたちにも一緒に、食について考えるきっかけを作りたかった」と話す。
講師は現在、パナソニックワイルドナイツで栄養アドバイザーを務める、公認スポーツ栄養士の橋本玲子氏。ラグビートップリーグの選手たちの食事の様子やエピソードにも触れながら、一般家庭でも実践しやすい内容を提案。大人だけでなく子どもたちも、配られた資料に真剣に目を通していた。
ラグビーをプレーする2人の息子とともに夫婦で参加した清水仁さん(43)は「今、食の情報は溢れている一方、誤解も非常に多いと感じる。自分たちで情報の正誤を見分けるのは難しいので、現場で選手の食事をみているスポーツ栄養士から話を聞ける機会があることはありがたいです」と話す。長男の志撞君(13)は「食事は本当にバランスが大事だとわかりました。これからも、ご飯と肉をしっかり食べたい」とこの日、学んだことを振り返った。