なぜ、夏になると食欲が落ちる? “三色薬味”が元気のモトになるワケとは
“三色薬味”はおすすめの作り置き薬味、冷蔵庫で保存可能
これら三大薬味を合わせて作る、“三色薬味”はおすすめの作り置き薬味。作り方は千切りにしたしそ、みょうがに、千切りまたはすりおろしたしょうがを合わせるだけ。これを、納豆や冷ややっこにのせたり、味噌汁にたっぷり入れたりしていただきます。また、煮物にトッピングしてもおいしい。サラダやパスタの具材として、たっぷり使ってもいいですよね。
しょうが、大葉、みょうがはパックで売られていることが多く、一人暮らしの方は「使い切れない」と敬遠しがちです。でも、“三色薬味”は、2~3日は冷蔵庫で保存可能。購入した分で一度に作り、あとはストック。疲れて帰ってきた日の夕飯のおかずや、晩酌用のおつまみに加えるだけで、ちょっと元気になりますよ。
以下、食欲が落ちた時に体を助けてくれる、身近な野菜を一覧にしました。梅雨が明けた後も、猛暑、残暑と続くので、元気なつもりでも、体はストレスを受け続けます。「食欲がない」「疲れが抜けない」「何となく胃腸の調子が悪い」という時は、薬味パワーを助けに、しっかり食べて、乗り切ってくださいね。
◇しその葉(大葉)…野菜の中でもβ-カロテンが多く、免疫力アップに◎。また、動脈硬化を防ぐ働きや食中毒を防ぐ防腐作用アリ。
◇しょうが…辛み成分が胃液の分泌を促し、食欲を増進。また、発汗作用もあるので、冷房で冷えた体を温めるのにピッタリ。
◇みょうが…香り成分が食欲や消化を促す。また、ストレスを和らげて血行を良くする働きも。
◇みつば…香り成分がストレスを和らげ、食欲増進に役立つ。β―カロテンが豊富なので免疫力の維持にうってつけ。
◇やまいも…ネバネバ成分が胃の粘膜をコーティング。ごはんやパスタに多いでんぷんを消化する酵素が豊富なため、一緒に食べたい。
◇大根おろし…やまいもと同様、でんぷんを消化する酵素が豊富。ストレスで弱った体を助けるビタミンCも含まれる。
◇オクラ…ネバネバ成分が胃の粘膜を保護し、タンパク質の消化吸収を助ける。また発汗で失われるミネラルも豊富。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)