[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

蕎麦は“色の濃い麺”を選んだ方が体にいい? 丼ものとのセット注文はアリなのか

忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。ヘルシーに、かつ手早く食べられる定番ランチとして、サラリーマンの強い味方の蕎麦。いったい、なぜ健康にいいと言われるのか。またメニューもさまざま、どう食べればより体に優しく摂れるのか。橋本氏が気をつけるべきポイントを解説する。

ヘルシーランチの定番、蕎麦。丼ものとのセット注文はアリ?
ヘルシーランチの定番、蕎麦。丼ものとのセット注文はアリ?

連載「働く人の食事術」―ヘルシーランチの定番に挙がる蕎麦の良さとは

 忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。

 ヘルシーに、かつ手早く食べられる定番ランチとして、サラリーマンの強い味方の蕎麦。いったい、なぜ健康にいいと言われるのか。またメニューもさまざま、どう食べればより体に優しく摂れるのか。橋本氏が気をつけるべきポイントを解説する。

 ◇ ◇ ◇

 ビジネスマンのヘルシーランチといえば、蕎麦。中性脂肪や血圧、生活習慣病が気になり始め、麺類を食べるなら蕎麦、と決めている方は多いと思います。

 蕎麦は脳の栄養となる炭水化物(ブドウ糖)。ビタミンB群やタンパク質も豊富ですが、特にヘルシーと考えられている理由は、GI値(グリセミック指数)と抗酸化成分にあります。

 血糖値の乱高下が肥満につながるのは、今では広く知られている話。GI値の高い食品は血糖値を急激に上昇させるため、気を付けて摂りたい食品です。その点、蕎麦は麺類のなかでもGI値が低いので安心。なかでも、二八蕎麦や田舎そばといわれる麺の色が濃いタイプを選んで。麺の色が白い「更科そば」よりも、血糖値の急上昇を押さえる食物繊維が多く含まれます。

 また、蕎麦に含まれる抗酸化成分・ルチンは、中高年層を中心に注目されている成分の一つ。こちらは、血圧をコントロールする力に期待されています。

 さて、これからの季節、体の味方になるのは、薬味に欠かせないねぎです。

 暑さで食欲が落ちると、どうしても栄養が不足。特に、効率良くエネルギーを作る手助けをするビタミンB群などが不足すると、疲れにつながります。そこで頼りになるのが、ねぎに含まれる成分、アリシン。蕎麦に少量でもねぎを加えると、アリシンの働きでエネルギー変換をバックアップ。お疲れモードの体に元気を注入してくれます。

 また、ねぎは血糖値の上昇を抑える働きもサポート。店によっては自由にトッピングできるので、ぜひ積極的に加えて下さい。

1 2

橋本 玲子

株式会社 Food Connection 代表取締役

管理栄養士/公認スポーツ栄養士

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019で栄養コンサルティング業務を担当。2003年ラグビーW杯日本代表、サッカーJリーグ横浜F・マリノス(1999年~2017年)、ラグビーリーグワン・埼玉パナソニックワイルドナイツ(2005年~現在)ほか、車いす陸上選手らトップアスリートのコンディション管理を「食と栄養面」からサポート。また、ジュニア世代と保護者に向けてのスポーツ食講座なども行う。著書に『スポ食~世界で戦うアスリートを目ざす子どもたちに~』(ベースボールマガジン社)

URL:http://food-connection.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集