「おにぎりとサンドイッチ」はNG? 午後の仕事のパフォーマンスを上げるランチとは
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
連載「働く人の食事術」―ランチの必須栄養素は“炭水化物×タンパク質”
忙しく働く大人世代が日常のパフォーマンスを上げる方法を“食”から考える「THE ANSWER」の連載「働く人の食事術」。Jリーグやラグビートップリーグをみてきた公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏が日々のパフォーマンスを上げる食事術を指南する。
今日もまもなく昼時。忙しいビジネスパーソンはしっかりと食事を摂り、夕方から夜まで続く仕事も乗り切りたいところ。では、どんな昼食を心がければ、効率的にエネルギーを補給できるのか。午後の仕事のパフォーマンスを上げるランチとは?
◇ ◇ ◇
午後も引き続き高いパフォーマンスを維持する食事の必須栄養素は、“炭水化物×タンパク質”の組み合わせです。
ランチタイムを迎える頃は、朝食べた食事はほとんど消化されています。脳の栄養が不足しているため、最優先で摂りたいのは「ブドウ糖」。ブドウ糖の材料となるご飯、パン、麺類を食べて、まずは脳に栄養をチャージします。次に必要なのが、腹持ちのよいタンパク質。午後は就業時間も長いため、できるだけエネルギーを持続させるのがコツです。
手軽さとバランスで考えると、1品だけで“炭水化物×タンパク質”をガッツリ食べられるメニューがおすすめ。まずは牛丼、豚丼、親子丼など、肉を乗せた丼ものや、お弁当。ここに温泉卵をトッピングしてもよいぐらいです。麺類ならば鴨南蛮や肉うどん。パスタはミートソースやシーフード。予算に余裕があれば、野菜サラダや野菜ジュースを追加し、ビタミン類も補給できればなおよし。ビタミン類は食事から摂取した炭水化物やタンパク質を、有効活用する手助けをします。
野菜はランチタイムに同時に摂れなくてもOK。例えば、午後の小腹のすくタイミングで野菜ジュースを飲めば、脳のエネルギーも補充され、冷たい刺激で心身ともにシャキッとするのでよいと思います。