競技によって千差万別の「1日の摂取カロリー」 サッカーとラグビーはどれだけ違う?
アスリートと切っても切れない関係にある日々の食事。ただ、競技によって食生活は千差万別だという。
目安となる摂取カロリーは?
アスリートと切っても切れない関係にある日々の食事。ただ、競技によって食生活は千差万別だという。スポーツ栄養のプロフェッショナルで、選手たちにも助言を送る橋本玲子さんに、サッカーとラグビーを例に挙げてもらい、その違いを教えてもらった。
「株式会社Food Connection」の代表取締役である橋本さんは、Jリーグの横浜F・マリノス、ラグビートップリーグのパナソニック ワイルドナイツといった国内屈指のスポーツチームの栄養アドバイザーを務めている。フットボーラーとラガーマンの食生活で、何らかの傾向はあるのだろうか。
「まず、1日に摂る必要なエネルギー量で言えば、サッカー選手は1日に3500キロカロリー前後。ラグビー選手は約4500キロカロリーが目安と言われています。また、大まかに言えばラグビー選手は、サッカー選手ほどストイックではない気がします。
体脂肪率に関して言えば、サッカー選手は12%以下が目安の数値とされていますが、ラグビーではバックスの選手は16%以下、フォワードの選手は20%以下が目安とされています」