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水分補給の新しいカタチ 「ポカリスエット ゼリー」がスポーツ界の起爆剤に

多くの人はのどが渇いた時に水分を摂るに違いない。だが水分補給の大原則は、実は「のどが渇いたと感じる前に、定期的に水分摂取する」ということをご存知だろうか。

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パフォーマンス維持のために不可欠な水分補給、その大原則とは

 多くの人はのどが渇いた時に水分を摂るに違いない。だが水分補給の大原則は、実は「のどが渇いたと感じる前に、定期的に水分摂取する」ということをご存知だろうか。

 のどが渇いたという感覚は、体内の水分量を感知するセンサーが反応して起こるものであり、のどの渇きを感じた時にはすでに水分が不足し始めている。さらに、汗にはナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウムといったミネラルのイオンが含まれる。汗をかくと、水分と一緒にこれらのイオンも失われてしまうのだ。

 これらのミネラルは筋肉の収縮の調節などに深く関わっているため、脚や腕の筋肉、腹筋の痛みやけいれんが起こり、安静にしてもなかなか治まらないこともある。そのため運動時の水分補給は「定期的に、こまめに飲む」のが基本であり、運動中だけでなく、運動前にも水やお茶ではなくミネラルの含まれたドリンクを摂ることが大切となる。

 国際武道大学体育学部スポーツトレーナー学科および大学院武道・スポーツ科学研究教授の山本利春氏は、水分補給の重要性についてこう解説する。

「運動時には、体温上昇を抑えるために大量に汗をかきます。『のどが渇いている』と感じた時には、相当量の水分がすでに失われていますから、のどが渇いていなくても、意識的に、定期的に水分補給を行う必要があります。水分補給に失敗すると起こる不調は、第一に脱水症状です。明らかな脱水症状が起きなかったとしても、運動後にだるさや吐き気、頭痛などの症状があるのに、単なる疲れだと考えている人もいます。これは本人が気づいていないだけで、脱水症状のひとつです」

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