水分補給の悩み解消する“新兵器” 名選手を育成するトレーナーからの提言
秋ならではの水分補給とは…
「夏場にトレーニングすれば、大変な発汗量になります。体の中の水分が足りなくなるので皆さん自然と補給しますよね。秋に入っても体は夏場の水分補給量に慣れています。水を飲む習慣が夏場についている人が、夏のトレーニング時と同じような水分量を補給すると、腹痛を起こすケースもあります。真夏と異なり、体温が低い状態で水分をがぶ飲みをしてはいけません。そうなると胃腸に負担がかかってしまいます。
秋に入っても湿気が高い日もあれば、夏のように暑い日もある。それでも、夏場よりも体の代謝は落ちているので、発汗量が減るなど体調に変化は出てきます。そのため、秋ならではの水分補給というものもあると思います」
そう話す木場氏が提案するのは「胃腸のウォーミングアップ」だ。
「みなさんはトレーニング前にストレッチやジョギングなどでウォーミングアップをして準備を整えますよね。秋のトレーニングで言えば、“胃腸のウォーミングアップ”はどうでしょうか。トレーニング中に冷えた水分を一気に摂取すると、胃腸がびっくりしてしまいます。トレーニング前には水分補給に適した腹持ちもいいゼリー状のもの、たとえば、ポカリスエット ゼリーを摂るのもいいかもしれません。筋肉だけではなく、胃腸のウォーミングアップをして、体が水分を補給しやすい状態にするのです。そこから、トレーニング中にもしっかりとドリンクのポカリスエットで水分補給するという流れにすれば、パフォーマンスの維持も期待できますね」