「勝つために食べる」だけじゃない 「脱・勝利至上主義」目指す米スポーツ組織の教育
胸を打たれた「勝つために何を食べるか」だけではない食教育
環境や動物に配慮したエシカルフードを選ぶことが、結果的には地元の農家や地域産業、そして地球の環境を守ることにつながることを、食事を通して子どもたちに伝えていく。
「True Sport」というスポーツをする子供たちを見守る団体が率先し、「勝つために何を食べるか」だけでなく、「人として食にどう向き合うか」という食教育を行う姿勢には胸を打たれます。
今は「食べたいものだけ食べる」「買いすぎた食品を捨てる」という食べ方は、改める時代です。こういった形の食育が他国のスポーツ界ではすでに始まっているということを、日本のスポーツ界も意識し、積極的に取り組むべき段階ではないでしょうか。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)