ジュニア選手の勝負ごはんの鉄則 試合前日~当日に「摂るべきもの&控えるべきもの」
試合の日、お弁当を食べるタイミングは?
試合の日のお弁当も、揚げ物は控え、糖質を多く含むメニューを中心にします。
特にフルーツを多めに入れておくと安心。日によって試合の疲れや次の試合に向かう緊張から、ご飯やおかずを食べられる気分でない時もあります。そんな時も、のど越しのよいフルーツなら食べられる子もいます。また、運動で消費した水分と糖質も補給できます。
お弁当を食べるタイミングですが、複数試合がある場合は、次の試合までの空き時間から食事の量を決めます。3時間以上ある場合は、お弁当をしっかり食べて大丈夫。1~2時間以内の場合は、おにぎりやサンドイッチなどの軽食にしておきましょう。
試合後は、できるだけ早くスポーツドリンクやゼリー飲料、果汁100%ジュースで水分と糖分を補給。夕飯は疲れている内臓に負担がかからないよう、やはり油を多く使ったメニューは控えましょう。また、夕飯までに時間があく場合は糖質とたんぱく質の補食を摂ります。お弁当のほかに、バナナと牛乳、パンとヨーグルトドリンク、おにぎりと魚肉ソーセージなどを持たせるとよいですよ。
どのようなメニューなら食べられるか、どのくらいの量なら食べられるか、その後、動いてみてどうかなどは、トライ&エラーをくり返さないとわかりません。練習試合の日に本番を想定した食事を試しながらいつも通り力を発揮できる食事を、子どもたちと相談しながら見つけてくださいね。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)