元ラグビー日本代表の小野澤宏時選手、菊谷崇選手が「東北『夢』応援プログラム」夢宣言イベントに出演!
ラグビートップリーグのキヤノンイーグルスに所属する、元ラグビー日本代表の小野澤宏時選手、菊谷崇選手が、6月12日(日)に宮城県石巻市で開催された「東北『夢』応援プログラム」ラグビー編のイベントに出演。宮城県石巻工業高等学校のラグビー部員56名に直接指導し、交流を図った。
ラグビートップリーグのキヤノンイーグルスに所属する、元ラグビー日本代表の小野澤宏時選手、菊谷崇選手が、6月12日(日)に宮城県石巻市で開催された「東北『夢』応援プログラム」ラグビー編のイベントに出演。宮城県石巻工業高等学校のラグビー部員56名に直接指導し、交流を図った。
小野澤宏時選手は、日本代表として3度のワールドカップに出場、菊谷崇選手は2008年から日本代表の主将を務め、2011年ワールドカップでは全試合に出場したキャリアを持つ日本屈指のラガーマンだ。
両選手は、生徒たちへの指導を一回の訪問で終わらせることなく、遠隔指導ツール「スマートコーチ」を使用し、1年間継続して指導を行うこと、そして遠隔指導に加え、中間期、1年後に生徒たちの成長を確認するための成果発表イベントが設けられていることに共感し、本プログラムへの賛同を表明した。
開会式では、小野澤、菊谷両選手より本プログラムへの抱負が述べられ、練習が開始された。生徒たちは2時間以上に及ぶ厳しい練習に懸命取り組みながら、両選手からのアドバイスや指摘に真剣に耳を傾けた。
全体練習終了後は、生徒一人ひとりが「わたしの将来の夢」「未来のわたしの町をどうしたい?」「一年後の約束」を『夢宣言シート』に書き込み、それに対して小野澤、菊谷両選手が「夢応援マイスター」として署名する宣言式が行われた。さらに、BK(バックス)リーダー、FW(フォワード)リーダー、そして主将それぞれが、一年後の約束を宣言した。
石巻工業高校ラグビー部全体の一年後の約束は「花園に出場する」となった。石巻工業高校は、宮城県内の宿敵である仙台育英高校に決勝で敗れて花園出場を逃すという結果が続いているのだという。
最後に花園出場を目指すために、小野澤、菊谷両選手から、生徒たちへ熱いメッセージを送った。
「ラグビーは体が大きい相手が迫ってくると飛ばされてしまうかもしれない、というのと一緒に広いスペースを守っている分、抜かれるかもしれないという怖さもある。なので、相手に抜かれてチームに迷惑が掛かるという怖さとの戦いになってくる。
1メートルという狭いスペースでの練習であればみんなできる部分はあると思う。しかし、広いスペースになると抜かれるかもしれないという怖さが生まれるからラグビーは難しい。しかし、その怖さをチームの手つなぎ鬼みたいなことの『安心感』で、少しでもファイトできる状態に持っていくことがチームとして必要なことだと僕は思う。
そういうことを意識しながら、僕は普段のチームトレーニングをしています。怖さは誰もが持っている。その怖さをみんなで排除してあげる。そういうのがチームなんじゃないかと思います。」(小野澤選手)
「目標を立てる、ということが何よりも大事だと思うので、それに向かって、立てたからには努力して達成できるようにしましょう。僕らはそのためにできる限りのサポートをしたいと思います。
そして何より、楽しんで練習に取り組んで欲しいと思います。嫌々やるのではなくて。嫌々練習に取り組んでいても自分のために全くならない。やらされるラグビーではなく、自分たちからやるラグビーへ。簡単じゃないけど、同じ選手たちとでもいい、コーチと一緒にでもいい。3年間しかない高校生活だと思うので、この時間を絶対に無駄にしないで、楽しんで取り組んでいって欲しいと思います。
そのプロセスを歩んでいくという意味では、今日僕らここに2人しかいないけど、キヤノンイーグルス全体として協力をしたいと思います。1年間いい時間を過ごして目標を達成しましょう。」(菊谷選手)
石巻工業高校ラグビー部の「花園出場」という目標に向かって、キヤノンイーグルスの小野澤宏時選手、菊谷崇選手の夢応援プログラムがスタートした。