高校サッカー監督から転職 選手権13度の62歳元名将、静岡で第2の人生を始めた理由
第101回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕した。かつてこの舞台に奈良育英を13度導いた元監督が、日本サッカー界を支える巨大施設にいる。時之栖(ときのすみか)スポーツセンター(静岡・御殿場市)の上間政彦GMだ。奈良育英では校長も務めた62歳は、セカンドキャリアを歩みながら、「日本代表がワールド・カップ(W杯)で優勝するため」の動きも見せていた。(取材・文=柳田 通斉)
奈良育英を13度選手権に導いた上間政彦氏、時之栖スポーツセンターでGMを担当
第101回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕した。かつてこの舞台に奈良育英を13度導いた元監督が、日本サッカー界を支える巨大施設にいる。時之栖(ときのすみか)スポーツセンター(静岡・御殿場市)の上間政彦GMだ。奈良育英では校長も務めた62歳は、セカンドキャリアを歩みながら、「日本代表がワールド・カップ(W杯)で優勝するため」の動きも見せていた。(取材・文=柳田 通斉)
上間氏は今、「裏選手権」の準備で多忙を極めている。1月3~6日、時之栖スポーツセンターで開催される2023新春高校サッカー強化研修大会(ニューバランスカップin時之栖)のことだ。全国選手権出場を逃した強豪校を集めた年1度の大会。そのレベルの高さから、ファンの間で「裏選手権」の通称がついた。今年で第25回目となり、静岡学園、市立船橋、鹿児島実業など36チームが出場する。
「この大会に限らず、年間を通していろんなチームに来てもらい、ご飯を食べて、風呂に入って、泊まってもらう。私も以前は利用する側でしたが、ここで全国のチームを迎え入れ、日々、皆さんと触れ合っています」
時之栖スポーツセンターは、東名高速道路の裾野ICを降りてすぐの場所にある。全18面ものグラウンドと約2500人を収容できる宿泊施設を備える。富士山を間近で見上げるこの地では、日本代表から小学生まで、年齢やレベルを問わず、多くのチームが合宿をしている。天然芝のグラウンドではラグビー場としての使用もあるが、文字通り、「サッカーの聖地」だ。