谷田成吾の野球note「なぜ『由伸2世』といわれた私が26歳で球団代表になったのか」
自己紹介「谷田成吾って誰?」
まず、私のことをご存じない方も多いと思いますので、簡単に経歴をご紹介させてください。
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――1993年、埼玉県生まれの26歳。慶應義塾大学商学部を卒業し、社会人野球選手としてJX-ENEOS(JXTGエネルギー株式会社)に入社。25歳でMLBを目指して退職、クラウドファンディングを行って渡米し、メジャー8球団のトライアウトを受験。契約には至らなかったが、帰国後は四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスでプレーし、引退。慶應高校時代は通算76本塁打(神奈川県歴代1位)、大学時代も東京六大学通算15本塁打(歴代13位)を記録。高校、大学、社会人野球すべてのカテゴリーで日本代表選出――
現役時代は「高橋由伸2世」と呼ばれていたこともあり、この異名でご存知の方もいるかもしれません。大学、社会人、独立リーグ時代と3度のドラフト指名漏れを経験し、海外挑戦も経験。しかし、プロ野球選手になることはできず、引退後の今年から六本木にあるIT企業で勤務していました。
私自身、3年以内の独立を目指していたため、仕事以外はほとんどの時間を経営者になるための取り組みに充て、一流のビジネスマンとしてステップアップすることを目指していました。
私は大学卒業後、4年間、野球に打ち込んでいたので、他の同年代と同じことをしていたら追いつくことができません。野球でいえば、自主練の時間と思い、まだ会社に誰もいない始業2時間前の午前8時から出社し、業務に取り組みました。
短い期間ながら、一番に学んだのは「実行力がどれだけ大事か」ということ。30歳前後で独立したり、キャリアップしたりする社員の方が多く、とにかく動いて「すぐ、やってみる」という環境は貴重な経験となりました。