香川真司の今季の立ち位置は? 独スカウト部長リティが語る好敵手とアドバンテージ
「若さと経験の良い融合、バランスが勝つためには必要。カガワには経験がある」
では、香川にチャンスはあるのか。リトバルスキー氏はチームのメンバー構成から、日本の誇るプレーメーカーにも大きなアドバンテージがあると指摘する。
「(右足首骨折で)ヴァイグルが戦線離脱している状況で、中盤はカガワ、カストロ、ダフードという組み合わせになるかもしれません。カガワには経験がある。若い選手だけでは、チームはバラバラになります。若さと経験の良い融合、バランスが勝つためには必要ですから、経験豊かなカガワにはアドバンテージがあると思います。コンディションさえ100%なら、先発で出場機会は手にできるでしょう」
ヴァイグルとダフードはまだ21歳。あまりにも若い中盤構成では、全体のバランスが崩れるリスクも生じる。28歳というキャリアの円熟期を迎えた香川の経験値は、ドルトムントの中盤に大きな価値をもたらすという。
リトバルスキー氏は「コンディションが100%なら」という条件付きながら、香川がドイツの強豪で躍動すると期待を寄せていた。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer