屈辱から138日…那須川天心、涙の完全復活 寂しさ、怖さと向き合い、アンチ一蹴「クソくらえ」発言の裏側

初黒星で芽生えた負の感情
キックボクシングから転向し、2023年4月のボクシングデビューからちょうど3年。「いろんな経験をさせてくれますよね。ボクシングは」。試合前の会見で思いを巡らせ、回想した。「『ボクシング』というものに生きがいを感じています。ボクサーとしても那須川天心としても成長させてくれた3年間でした」
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結果がものをいう世界で、井上戦では厳しい現実を思い知らされた。拳を突き上げた新王者に対し、那須川はリングに額をつけた。格闘技キャリア55戦目で初黒星の屈辱。3日程で練習を再開したが「ボーッとする時間が増え、1人になって寂しい時もあった」といい、自分にいらだちもした。「お前こんなもんじゃねーだろ」
キックボクサー時代にボクシングの指導を受けた、元帝拳ジム・トレーナー葛西裕一氏と再びタッグを組んだ。父・弘幸氏が運営する「TEPPEN GYM(テッペンジム)」でもトレーニングを積んだ。“原点回帰”とも言える鍛錬の日々は「今までで一番きつかった」という。
「本当に毎日必死なんですよ。生ぬるい生活していない」
悔しさ。寂しさ。そして怒り。一度の敗北が多くの感情をもたらした。だが、それらを飲み込み「強くなれた。人間の最後のピースを手に入れたという感覚です」と眼光を鋭くした。
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