屈辱から138日…那須川天心、涙の完全復活 寂しさ、怖さと向き合い、アンチ一蹴「クソくらえ」発言の裏側
神童が涙した。ボクシングのWBC世界バンタム級2位の那須川天心(帝拳)が11日、東京・両国国技館で、同級挑戦者決定戦に臨み、同級1位の元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ち。負ければ連敗という崖っぷちの再起戦で、完全復活を遂げた。戦績は27歳の那須川が8勝(3KO)1敗、35歳のエストラダが45勝(28KO)5敗。

WBC世界バンタム級挑戦者決定戦
神童が涙した。ボクシングのWBC世界バンタム級2位の那須川天心(帝拳)が11日、東京・両国国技館で、同級挑戦者決定戦に臨み、同級1位の元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)に9回終了TKO勝ち。負ければ連敗という崖っぷちの再起戦で、完全復活を遂げた。戦績は27歳の那須川が8勝(3KO)1敗、35歳のエストラダが45勝(28KO)5敗。
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138日。苦しくとも価値のある時間を過ごしてきた。昨年11月24日、那須川は初めて世界に挑んだWBC世界同級王座決定戦で井上拓真(大橋)に0-3判定負け。格闘技キャリア初黒星を喫し、連勝は「54」で止まった。「こっから始まるな。人生おもろいな」。再起の道にはばかる元2階級制覇王者。心血を注いだ日々をこの日、両国国技館のリングで体現した。
「やるか、やられるか」。腹はとうにくくった。初回からいきなり左ボディーで相手をぐらつかせる。2回も重い左が顔面を捉え、確実にダメージを与えた。「いつも以上に集中できた。みんなと戦っている」。会場の「天心」コールも背中を押した。
6回にはアクシデントが発生。偶然のバッティングで頭同士をぶつけ、エストラダが倒れた。再開後も圧力をかけ、ガードの上から強打。渾身のボディーを放ち、相手を後退させた。
「近い距離を打ち合うのは正直得意ではない。新しいことに挑むのは怖さがある」
苦手な接近戦とも向き合い磨いてきた。7回も攻勢に出続け、右アッパーを炸裂。顎を上に向かせた。8回終了時点でジャッジ3者が那須川を支持。9回、左右のコンビネーションで顔面を捉えると、10回開始前にエストラダ陣営が棄権。スピードと手数、パワーでも上回った那須川の勝利が確定した。
「人としても強くなれた」。涙を浮かべる神童に万雷の拍手が送られる。「泣いてないよ、泣いてないって!」。まばゆいスポットライトが、照れ隠しの笑みを浮かべたこの日の主人公を明るく照らしていた。
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