名将・井村雅代の「新挑戦」 水上のバレエ「フリーコンビネーション」は何が面白い?
メダルの可能性も十分…田崎明日花の「柔らかさを取り入れたリフト」にも注目
プール全体を使ったダイナミックな構成。「あとは田崎明日花選手の体がすごく柔らかい。その柔らかさをリフトに取り入れているところもポイントです」と付け加えた。
20日(日本時間21日)から行われるフリーコンビネーション。メダルの可能性についても十分あるといい、青木氏は「初めてシンクロを見る方にも楽しんでもらえます」と話した。
井村HCの下、「水上のバレエ」で挑戦的なプログラムを披露する日本。果たして、世界選手権ならではの種目でファンをどれだけ魅了してくれるのか。注目の5分間となりそうだ。
◇青木 愛(あおき・あい)
地元の名門クラブ・京都踏水会で水泳を始め、8歳から本格的にシンクロナイズドスイミングに転向。ジュニア五輪で優勝するなど頭角を現し、中学2年から井村雅代氏(現・代表HC)に師事する。20歳で世界水泳に臨む日本代表選手に初選出されたが、肩のケガにより離脱。その後も補欠に回ることが多く、「未完の大器」と称された。北京五輪代表選考会では劣勢を覆し、代表の座を獲得。欧米選手に見劣りしない恵まれた容姿はチーム演技の核とされた。引退後は、メディア出演を通じてシンクロに限らず幅広いスポーツに携わっている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer