りくりゅう金の裏に「決して言わない」約束事 年の差9歳、五輪覇者が紡いだ信頼のかたち「解決はその日のうちに」
2人が「決して言わない」と決めた“約束事” 「プログラムが終わった後…」
どんなに相性が良くても、競技をやっている以上ぶつかり合いもあるもの。昨春、2人に“約束事”はあるか聞いたことがある。
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「常にプログラムが終わった後は、ポジティブな一言。決してネガティブなことを言わないって約束して、お互いやっています」(木原)
振り返りは「なぜダメだったか?」ではなく「どうすればよくなるか」にフォーカス。コミュニケーションの流れは「このツイストはよかったよね。でもデススパイラルは少し、こうだったね」と、よかった部分から入る。
うまくいかない時ほど、気になるのはネガティブな部分。そこで物事を前に進めるためにも、まずできている部分を意識する。だから練習後のフィードバックでも、口から出るのは常にポジティブな言葉だ。
「自分の失敗をすごく気にする」という三浦も「失敗よりも良かった点について話し合うことができたので、マインドもすごく変わりました」と結成してからの変化を語った。仮にちょっとしたぶつかり合いがあっても「その日のうちに解決。次の日の練習に持ち越さない」を意識している。
年の差は9歳。最初は木原が引っ張っていたが、互いに怪我などを乗り越える過程で、いい意味で“弱さ”を見せられるように。いまでは支え合える関係が出来上がった。
ミラノではSPでリフトを失敗してから、木原の涙が止まらなかったという。金メダルが決まった後、号泣する木原を見た三浦は思わず「も~マジで泣いてばっかり!」と笑った。「今回は私がお姉さんでした」。木原も「昨日終わった時点で『全部終わっちゃったな』と思っていたんですけど、璃来が力強く引っ張ってくれたのでなんとか戻ることができた」と感謝した。
2006年のトリノ五輪で荒川静香さんが日本フィギュアスケート界史上初の金メダルをもたらしてから20年。同じイタリアの地にまた、金色の足跡が残った。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)
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