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「やばい。どうしよう」待機室で聞こえたざわめき Bリーグドラフト“1期生”が待った運命の時

富山から3巡目2位で指名された泉登翔【写真:B.LEAGUE】
富山から3巡目2位で指名された泉登翔【写真:B.LEAGUE】

就職活動はせず「この時期まで進路が決まらないのは不安だった」

 結局ドラフト1期生になったのは11人のみ。他の選手は初年度のBプレミアでプレーする道を閉ざされた。ただ、Bワン、Bネクストのクラブとは従来通り自由交渉で契約を結ぶことが可能。泉も「指名されなくても次のカテゴリーでやれることはわかっていた。自分は正直ここに選ばれなくても下から這い上がれると思っていた」と“指名漏れ”の場合は残されたプロの道を模索するつもりだった。

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 一般企業の就職活動はせず、プロ一本の進路選択。「なかなかこの時期まで自分の進路、就職先が決まらないのはすごく不安ではあったし、自分よりも親や身近な人がすごく心配していた。そこを一つホッとさせてあげられたのはよかった」。同じく就活しなかった岩下は「不安はなかった。何人が選ばれるか分からなかったが、プロでやりたいという気持ちは変わらなかった」と振り返った。

 自分たちの代でちょうど新たな制度が始まると知った時、岩下の頭には「え、やるの?」「大丈夫なの?」と不安がよぎった。ただ、やると決まったからには「なるようになる」と覚悟。「今までやってきたことをやるだけ」とバスケに打ち込んできた。高校2年と大学2年に2度の左膝前十字靭帯断裂を経験。辞めることも考えたが、両親の支えを受けて立ち上がり、プロの世界に辿り着いた。

 卒業を控える大学4年生に交じって、2年生ながら志望届を提出した赤間賢人(東海大)は茨城から1巡目2位の指名を受けた。契約するなら大学は中退。「前からプロになりたいと思っていて、大学2年間やっていく中で、大学を辞めてプロで活躍する選手が同期にもいて、そういう選手を見ていく中で、もっとプロになりたいという気持ちが強くなった」と大きな決断の理由を説明した。

 記念すべき第1回ドラフトでついた「1巡目2位」という肩書。すでにドラフト制度が定着している他競技でも“ドラ1”という呼称がついて回るように、注目度は必然的に高くなる。20歳の若武者は「2位で選ばれたのは嬉しいことだが、『2位なのに活躍できていない』というのはあまり良くないと思うので、この順位に見合った結果を残せるように頑張りたい」と眉宇を引き締めた。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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