“ブラサカ”日本代表は東京でメダル獲得できるのか 南米2強の牙城を崩すために―
40歳代の選手でも「まだまだ伸びしろだらけ」
日本ブラインドサッカー協会は、視覚障害を持つ子供たちを対象に、サッカーに限らず様々なスポーツを体験できるキャンプを企画してきた。
【注目】日本最速ランナーが持つ「食」の意識 知識を得たからわかる、脂分摂取は「ストレスにならない」――陸上中長距離・田中希実選手(W-ANS ACADEMYへ)
「親御さんも参加できるので、そこでコミュニティーに発展することもあります。これまで視覚障害者が取り組むスポーツは、どうしても陸上、柔道など個人競技が中心で、団体競技でもコンタクトを伴うサッカーは敬遠されがちでした。でも最近ではクラブチームも増えてリーグ戦もできた。また何よりプレーをしている選手たちが逞しくなっています。特に国際試合では、相手と身長差があると、バッティングをして出血することもありますが、“縫えば大丈夫”と平然としています」
現在、強化指定選手は、16歳から43歳まで年齢幅が広い。しかし中川は言う。
「今年行われたワールドグランプリでは40歳代の選手が3人出場した試合がありましたが、まだまだ彼らも伸びしろだらけですよ」
幸い強化指定選手は関東圏に集中しているので、平日に2度、週末にも2度と、月に4度の短期合宿を繰り返し強化を進めている。
東京パラリンピックで、南米二強は必然的にグループが分かれる。つまりブラジル、アルゼンチン以外に全勝すればメダルが手に入る。
(文中敬称略)
(加部 究 / Kiwamu Kabe)
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)










