日本バスケ界の先進的クラブ BリーグおもてなしNo.1三河が3年目に記したカイゼン力
選手がファンをもてなす「ファンフェス」でもカイゼン力を発揮
今季最も“カイゼン”されたのは、シーズン終了後にアイシン精機体育館で行われた「ファンフェス2018-19」だ。
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一部制で行われた昨季は、約2000人が参加。サイン会、撮影会、フリースロー体験、選手がグッズや飲食ブースで販売など6つの選手・スタッフ参加イベントのほか、ユニフォーム試着、選手ロッカー体験など、趣向を凝らしたイベント盛りだくさんでファンをもてなそうと試みた。しかし人気イベントにファンが殺到。並んでるだけでファンフェスが終わってしまったという参加者も少なくなかった。
今季はその反省を踏まえて運営を大幅にカイゼン。二部制にして各回あたりの参加人数も700人に限定。交流イベントも、ファンからの要望の高いサイン会、撮影会、握手会に絞り、サイン会、撮影会は事前抽選として行列の緩和を図った。
試合前に開催する恒例の「シーホースくん presents クイズ$ミカワネア」、ハーフタイムの人気企画「タツヲンザステージ」など、参加者全員で楽しめるステージイベントを充実させた。
参加したファンからは「去年より楽しかった」という声が多く聞かれ、このカイゼンが成功したことが証明された。
最後は選手・スタッフ全員でファンを笑顔で見送り、三河は2018-19シーズンを終えた。新たなシーズンは、中地区4位でチャンピオンシップ進出を逃したチームの再建、そして「ホスピタリティNO.1クラブ」の連覇と、チーム、クラブの両輪でBリーグの頂点を目指す。
(山田 智子 / Tomoko Yamada)