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全日本フィギュアを染めた赤 不器用な27歳、友野一希が五輪争いの果てに見た“愛の証明”

友野が今でも大事にしている言葉とは【写真:中戸川知世】
友野が今でも大事にしている言葉とは【写真:中戸川知世】

心の根っこにある「楽しませたい」「愛されたい」の精神

 全日本前、友野へのインタビューでファンからの愛について聞いた。

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「昔から人に喜んでもらおうとか、伝えることは好きだった。それが自然といい形になっているんじゃないかな。自分も『愛されたいな』と思ってスケートをしているし、いい選手になりたい」

 心の根っこには「人を楽しませたい」精神がある。

 小学生時代から、部屋の隅っこから周りの仲間を笑わせるのが好きだった。スケートを始めたのは、遊びの延長線上。初めからトップを目指していたわけではない。

「記録より記憶や!」。子供の頃に聞いた指導者からの言葉を、今でも大事にしている。「結果以上のものを残したい気持ちがずっとあるし、届いてほしい。どれだけ失敗しても最後までやり遂げる」。競技に振り切りすぎなかったことが、スケーターとして愛される魅力にも繋がった。

 そんな友野が、このシーズンは「圧倒的な結果」にこだわった。自分に足りていないものだから。

「どのスポーツでも結果を残してこそ。『結果どうこうは別にどうでもよくて、いい演技が出来たら皆それでいいです!』って言っていたら、オリンピックなんて目指していない。自分に足りないものは競技者としての強さだと思う」

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