井上尚弥戦の先に目指す高み「PFPのNo.1になる」 苦闘・中谷潤人、異国で乗り越えた“壁”

世界が注目する井上尚弥とのビッグマッチ
日本のボクシング界において歴史的一戦が実現しようとしている。言うまでもなく世界トップレベルの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と中谷。サウジアラビアの地においても世界中から熱い視線が注がれた。権威あるボクシング専門誌「ザ・リング」が、メディアデー中にインタビュー形式の対談を企画。繊細な時期にもかかわらず、中谷は「プロモーションとしては盛り上がるというのは分かっている。自分自身はエルナンデス選手に対して調整している」と冷静だ。
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来年5月に2人の対戦が計画されていることもあり、メディアからはビッグマッチについての質問が相次いで寄せられた。井上と比較されることも多いが「自分自身しか味わえない時間だと思っている。そこは存分に楽しんでいます」と周囲の喧騒はよそに、どこまでも自然体だった。
また、27日の試合直前に、井上が来年5月にフェザー級に階級を上げる可能性があることを自ら告白。ビッグマッチは一時「白紙」の可能性も示唆されたが中谷の視線は揺るがなかった。
「僕自身はパウンド・フォー・パウンド(PFP)ナンバーワンになる。そしてこの階級で世界チャンピオンになるという目標で上げてきている」
その目標の通過点に井上という壁が立ちはだかることも確かだ。リヤドでの興行で勝利を収めた2人。井上は中谷との試合を「そりゃもうやりましょうよ」と改めて明言。世界が待ち望む一戦が間近に迫る。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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