初ドラフト、戦力均衡だけじゃないBリーグの思惑 トップが描く未来「バスケ界繁栄の接着剤に」

戦力均衡以外の思惑「バスケ好きの縦割りの部分に横串を刺したい」
戦力均衡以外にも思惑はある。NBAではすでにドラフトが一大エンターテインメントになっているが、島田チェアマンも「バスケット界にとっても、Bリーグにとっても大きなイベントとして育て上げていくという意思は明確にある」と断言。ドラフトを通して実現させたい未来を描いた。
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「何よりも、高校バスケが好きな人、大学バスケが好きな人、B(リーグ)が好きな人、W(リーグ)が好きな人、代表が好きな人、NBAが好きな人……バスケ好きの中でも縦割りの部分がすごくあるなと思っていて、そこに横串を刺したいという思いも実はある」
ドラフトをきっかけにBリーグファンが高校や大学の試合を見に行く。逆に学生時代を知る選手のプロでの雄姿を見届けるために、学生バスケファンがBリーグも追いかける。「ドラフトを分岐に、選手の前後をうまく接着する機能として、バスケット界がより繁栄するための接着剤として、ドラフトが機能するような状況を作っていきたい」。島田チェアマンは、そのためにプロセスも重視する。
「今日の中でもプロ入りする選手は絶対いると思う。プロセスがあるからこそ、デビュー戦や輝いた時の価値が出る。ウインター(カップ)やインカレはもちろんのこと、ここ(コンバイン)も1つのヒストリーを生む大事な場」。コンバインでの姿も、未来のスターの物語を紡ぐ要素になりえる。リーグとしても、この日の映像をSNSなどで積極的に配信し、盛り上げていくことを誓った。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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