初ドラフト、戦力均衡だけじゃないBリーグの思惑 トップが描く未来「バスケ界繁栄の接着剤に」
バスケットボールのBリーグは18日、来年1月29日に行われるドラフトの志望選手を対象とした「Bリーグドラフト2026コンバイン」を都内で開催した。各クラブのGMらが集まる中、55人の選手が参加。スキルテストやスクリメージなどを通じて、アピールを行った。新しい試みの中で目指すものを、島田慎二チェアマンが語った。

B.LEAGUE DRAFT 2026 COMBINE
バスケットボールのBリーグは18日、来年1月29日に行われるドラフトの志望選手を対象とした「Bリーグドラフト2026コンバイン」を都内で開催した。各クラブのGMらが集まる中、55人の選手が参加。スキルテストやスクリメージなどを通じて、アピールを行った。新しい試みの中で目指すものを、島田慎二チェアマンが語った。
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10周年を迎えたBリーグ。来季からは「B.革新」としてリーグ構造を新たにし、サラリーキャップなど新たな制度を導入する。その1つがドラフト制度だ。19日の志望届提出締切の前日時点で、90人以上がエントリー。そのうち55人が今回のコンバインに参加した。リーグ初の試み。島田チェアマンも「正直言って手探り」と来年1月29日のドラフト当日に向けた現状を明かした。
この日は垂直跳びや3/4スプリントなどの身体能力測定、フリースローや3ポイントのスキルテスト、そして4分間のスクリメージなどを実施。視察した長崎ヴェルカの伊藤拓摩GMは「GMたちも初めてこの場に来るので、どこでどうやって見たらいいかわからず……」と当初戸惑いもあったと苦笑いしつつ、「私たちの目線で言うと、気になる選手がいたので来てよかったなと思います」と頷いた。
ドラフト実施の目的として、リーグは「新戦力獲得のための機会均等を図ることで、将来的な戦力均衡を図る」と掲げている。これまでは自由競争で選手を獲得できる形式だったが、強豪大学が多い関東のクラブが、地理的に優位に交渉を進められる状況だった。「どうしても地方のクラブに有力選手が構造的に行きづらい」(島田チェアマン)。そんな現状を打破するために改革に踏み切った。
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