痛恨の“残り0秒敗戦”はなぜ起きた 判定の疑念より…ラグビー日本が露呈した「深刻な問題」

WTB石田「方向性は見え始めている」 残すは世界11位ジョージア戦のみ
試合後の取材に応じたWTB石田が、こんなコメントで1点差の敗戦を振り返った。
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「自分たちの弱さも、手応えというのも感じています。すごく成長出来ている試合だとは感じていますが、結果が伴わないことには申し訳ない気持ちです。それでも、キャップ数の少ないチームですが時間を掛けることでチームとしてのまとまりも出来てきていると思います。何をするかという方向性とか、ディフェンスでも全員で体を張るとか、そういうところはすごくチームとしてまとまってきている。方向性は見え始めていると感じています」
この試合でも前半の日本らしいスピードを生かしたトライをマークし、167cmの小さな体で毎試合果敢なタックルをみせてきた若きトライゲッターは、コンディションを理由にこの惜敗でツアーにピリオドを打った。だが、語った感触は仲間が間違いなく共有しているはずだ。
残すは世界ランク11位、昨年日本で23-25と惜敗したジョージアとの敵地での1試合。石田が感じ取った方向性を、残った選手たちが最終戦でどう結果に繋げることが出来るか。ランキングや組み合わせ抽選会以上に、勝利に意味がある80分が近づいている。
(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)
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