“ドラフト指名漏れ”選手に韓国が熱視線 アジア枠創設でスカウト合戦「すぐ使える選手がいる」
プロ野球のドラフト会議が23日行われた。ここで“指名漏れ”となった選手に注目しているのがお隣韓国のプロ野球だ。来季から各球団1人のアジア枠創設が決まっており、日本の2軍球団や独立リーグの選手をシーズン中から力を入れて視察してきた。ここからラストチャンスをつかむのは誰になるのか。

韓国プロ野球に来季からアジア枠…2軍球団や独立リーグを調査
プロ野球のドラフト会議が23日行われた。ここで“指名漏れ”となった選手に注目しているのがお隣韓国のプロ野球だ。来季から各球団1人のアジア枠創設が決まっており、日本の2軍球団や独立リーグの選手をシーズン中から力を入れて視察してきた。ここからラストチャンスをつかむのは誰になるのか。
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韓国プロ野球が来季から設けるアジア枠は、各球団1人。対象はアジア野球連盟の加入国かオーストラリアの国籍を持つ選手で、直近のシーズンにこれらの国のリーグでプレーしているのも条件だ。さらに獲得にかかる費用(移籍金、契約金、年俸、出来高など)は総額20万ドル(約3000万円)までという制限もある。
条件に当てはまる選手を探していくと、まずオーストラリアの代表クラスの選手が挙がる。斗山はアレックス・ホール捕手を宮崎で参加中のフェニックス・リーグに呼び、実戦テストしている。
そしてもちろん、日本の選手も注目されている。今季はKBOの大半の球団がシーズン中に日本へスカウトを送り込み、獲得の可能性がある選手をリストアップした。2軍リーグを戦うオイシックスやくふうハヤテ、さらに独立リーグの選手が主な対象だ。NPBを戦力外になった選手も候補になる。
あるチームのスカウトは「先発できる投手がまず求められるとは思います。韓国では不足しているので。ただ、リリーフや野手にも可能性はある。独立リーグには粗削りだが力のある投手が多いですし、オイシックスやくふうハヤテには、韓国プロ野球でならすぐ使えるのではないかというレベルの選手もいる」と口にする。
多額の投資となる北中米からの“助っ人”は主砲やエース格を期待する一方、アジア枠で獲得する選手には編成上の穴を埋めるなど、それとは異なる役割を期待する球団が多いようだ。
全10球団がアジア枠での選手獲得を目指しているとみられ、まもなく異国でのチャンスをつかむ選手が現れる。日本からはどのような名前が並ぶか注目だ。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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