「尚弥さんありきですけどね」 陥落・武居由樹、号泣の裏に秘めた思い「自分が背中を見せて」

増えてきたジムの後輩、キックボクシング時代から持っている思い
「チームで勝つ」
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3日に行われた公開練習では、今回の試合でのテーマを明かしていた。
「チーム八重樫として最後をしっかり締めて、尚弥さんに良いバトンを渡したい」。9日の興行に出場した、中垣龍汰朗、星龍之介、石井武志に加え、自身と同じ14日に日本ライト級王座決定戦を行った今永虎雅の名前を挙げ、思いを口にした。4人はいずれも勝利を収めており、チームとしての締めくくりが武居だった。
さらに「スパーリングでは田中将吾がやってくれたり、後輩たちの力を借りている。そのおかげで勝ちに行く用意ができている」と感謝も口をついた。気づけばボクシングの世界でも、後輩が増えてきた。「キックの時代、19歳くらいの時から、自分が背中を見せて引っ張っていくという気持ちはずっと持っている」。力を込めた上で「大橋ジムでは尚弥さんありきですけどね」と笑って話す。
12戦目にして初の黒星。試合後は今後について「自分の中でまだ状態が受け入れられてないので、ゆっくりしてから答えを出します」とした。背負った思いと悔しさが、武居を次の戦いへ押し出すはずだ。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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