「宇野昌磨の頭の中」を覗かせて――本人にお願いしたら見えた、飾らない発言の根源「何も考えてないんです」

バズ状態が続くSNSは「本人です」「ありのままの感情をぶつけて…」
――注目されているXのアカウントが本人のものか、偽物なのかユーザーの間でも話題になりました。
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「本人です(笑)。最初にちゃんと言っていたんですけど、なかなか……。もちろん僕を長く応援してくれた人は気づいていましたけど、初めて僕のアカウントを見た人は『確かに、本人か怪しい』って」
――Xを始めるきっかけはありましたか。
「YouTubeで始めたゲームの界隈で、ツイッターが(活動的なユーザーが)多いことは知っていて。最初は『この動画を上げました。ぜひ見てください!』みたいな感じのアカウントにするつもりだったんですけど、スイッチ(Nintendo Switch 2)の抽選で外れた時に、結構ムカついて(笑)。そのままSNSに乗せるようになってから面白くなってきて、その時のありのままの感情をぶつけさせてもらっています」
――自身初プロデュースの「Ice Brave」第1弾が成功し、11月から「Ice Brave 2」が開催されます。プロデューサーとして一番大変だったことは。
「スケーターあってのショーなので演者側も大変だとは思うんですけれど、やっぱりそれを支える裏方さんはすごく大変なんだなって思いました。何をするにあたっても、演者が伸び伸び、自由にできるようにいろんな予想とサポートをしている。僕も今回、半分そっち側に立たせてもらったからこそ、すごく難しかったです。

出演スケーターは真面目な人ばかりなのですごく楽な方であることに間違いはないのですが、全員に『これはこうする』という共通の認識を伝えるのも、人数が増えれば増えるほど大変。自分が『こっちに行くよ』って指をささないと、何も物事が動かないことが最初はすごく大変でした。
何をすればいいのか、何と声をかければいいのか。『頑張ってこの声をかけよう!』と思っていたんですけど、みんながしっかりしていたので。最後の方は結構みんなに甘える形で僕も伸び伸びやらせてもらっていながらも『これはこうしようか』みたいな感じで方向性を定めてきました」
――アイスショーを作り上げることは、選手時代とは全く別ものでしょうか。
「別ものですね。競技の時はやっぱり個人競技で、自分がうまくできるかできないかにかかってきますし、他のスケーターと関わる時も友達としてという感じなので。今回はもちろん競技じゃないことも大きいですけど、スケーターのみんなやお客さんと楽しさ、熱をその場で共有するっていうのはすごく楽しいなって思いました」
(後編に続く)
■宇野昌磨アイスショー「Ice Brave」
宇野さんが現役時代に滑ってきた数々の名プログラムを、新たな演目として昇華した自身初プロデュースのアイスショー。6月に愛知、福岡、新潟で公演を行って大好評となり、11月からは第2弾が開催される。90分間ノンストップ、本田真凜や本郷理華を含めた8人のスケーターが音楽ライブのような熱狂を生み出す。東京公演は11月14日から江戸川区スポーツランドで3日間開催。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)
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