安田記念で「勝ち負け必須」な能力とは 調教捜査官が昨年覇者と「似た馬体」と評した一頭は変身中
前走1200メートル戦でも名前を挙げた一頭
昨年の安田記念。ロマンチックウォリアーのパドックを見た時に「これは勝つかも」と思った。理由は馬体。胸前の筋肉量が凄くて、それがトモまで連動している。稚拙な表現になってしまうが、胴が箱のようになっていて、それが推進して歩いている。「パワーの塊」なのだが、それが一度スピードに乗ってしまえば、簡単には止まらないということなのだろう。
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過去4年の安田記念はレースの前半3Fが34秒台、後半3Fは33秒台後半。昨年のロマンチックウォリアーのように先行して押し切るにせよ、ソングラインのように前半後方に構えるなら、上がりで33秒を切るような瞬発力を使うにせよ「スピードの持続力=パワー」が勝ち負けには必須となる。
今年の出走馬だとソウルラッシュがロマンチックウォリアーに似た馬体。先週の追い切り前に確認した体は少し太く思えたが、しっかりと併せ馬を消化して、太さから厚みのある馬体へ変化している。マッドクールは、胸前が発達しているので、パワーの塊のような馬体。前走の高松宮記念時のパドックでは少し推進力が足りなかったように思うので、それが出てくれば、新馬戦以来のマイルで一発回答の可能性もある。
どの馬がどんな体で出走してくるか。すごく楽しみだったが、今週はウインズ立川でイベントに出演。南武線で快速に乗れば府中本町まで10分もかからない距離なのに、パドックはモニター確認……。いやいや、G1を盛り上げるためにJRAのイベントに出演できるのは本当に光栄なこと。安田記念はウインズ立川から声援を送りたい。
(井内 利彰 / Toshiaki Iuchi)
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